カテゴリ: 香典袋の選び方や種類解説
香典のお札の入れ方、包み方
日本人は様式美が好きだといいます。
所作の細かい所まで意味付けをして、決められた通りに事を運ぶ事に喜びを感じるというわけです。
お茶一つ立てるのにも茶碗の持ち方、回し方まで微に入り細を穿ち、そこに何かの精神性を見いだそうとします。
またそれを受け入れてきたのは、茶道にしても華道にしても数百年続いている事を見れば明らかな事です。
香典袋にお金を入れるというそれだけの事でも一つ一つの動作に意味があり、知れば知るほど奥の深さに感心してしまいます。
香典袋は水引のかかった外袋とお金を入れる中袋とに分けますが、その時外袋の水引はほどかずにそのままにしておきます。
中袋を広げて中央にお金を置きます。
死後の世界はこの世とは逆に出来ていると考えられている事から、不祝儀のお金は裏返して入れると言われていましたが、今はあまり気にしなくなっているようです。
中袋をたたんでお札を包みますが、「封」と書いてあればのり付けします。
次に中袋を外袋に入れるのですが、外包みを裏返して水引はほどかずそのまま下側の折り返しを抜き、そこから中袋を入れていきます。
下側の折り返しを元に戻すのですが、上側の折り返しの下に潜り込むようにします。
決まりであるところの「祝儀は上向き、不祝儀は下向き」になるわけです。
香典に使うお札は新札を用います。
かつては新札は葬儀の準備をしていたようで失礼だという解釈でしたが、今は簡単に手に入る時代ですから問題は無いでしょう。
それに水引は「中身は清浄なもの」という事を表すものですから、受け取る側の気持ちも考えれば、新札を使うのがよいと思います。
気になるようであれば、折り目を少しつけておきましょう。
| トラックバック(0) |
カテゴリ: 香典袋の選び方や種類解説
香典の中袋にも決まり事はあります
お香典をマナーに則って正しく包むのは、なかなか難しいものです。
香典袋の中袋を使わずに、直接お金を入れる人もいますが、これはマナーに外れるでしょう。
やはりちゃんと中袋を使いたいものです。
その中袋にも、守るべき決まり事というのがあります。
まず金額を書きますが、中袋表面の中央に縦に書きます。
この時はアラビア数字ではなく、漢数字を用います。
壱 弐 参 四 五 六 七 八 九 拾 百 千 万 円(本字の『阡 萬 圓』は徐々に使われなくなってきているようです)
たとえば5,000円入れるのなら「金五阡円」(「金五千円」でも可)と書きます。
市販の中袋には、裏面に枠が設けてあって金額を記入するようになっているものがありますが、その時はその枠内にやはり漢数字を用いて書きます。
次に、郵便番号・住所・氏名は表面ではなく、裏面の左下に書きますが、略字を使ったり省略する事無く楷書で正しく書きましょう。
中袋に住所・氏名まで書くのは、遺族が後日に整理するとき便利なように気遣うためです。
筆記具ですが、ボールペンや万年筆は使いません。
今は毛筆というわけにはいかないでしょうが、筆ペンでいいので用意しておくようにしましょう。
その時、墨の色は水で薄めたような「薄墨」の色にします。
これは“悲しみの涙で墨が滲んで薄くなった”、“思いがけない事で墨が十分用意出来なかった”という風情を表現しているのだとされます。
中に入れるお札の事ですが、よくいわれるのが新札を使うのは失礼にあたるのかどうかという事です。
まるで葬儀の準備をしていたように思われるからというのですが、汚れたお札もかえって失礼でしょうから、きれいなお札に少し折り目をつけて入れるようにしましょう。
お札を袋に入れる時は、お札の表が中袋の裏側になるように入れます。
そして最後に中袋を香典袋に入れる時の向きですが、ご遺族が香典袋を開いた時に中袋の表面が見える向きに入れます。
| トラックバック(0) |
カテゴリ: 香典袋の選び方や種類解説
香典を包むふくさのマナーについて
お香典を、ポケットからそのまま出して受付に差し出すのはマナー違反です。
せめて、白か黒のハンカチでくるんで取り扱いたいものです。
香典を持参する場合の礼儀として、お通夜や告別式には、香典を袱紗(「ふくさ」)いう、いわば小さな風呂敷でくるんで持参する事とされています。
ふくさを使えば香典袋が保護されるので、折れ曲がったりしません。
市販のふくさには台付きのものが多いようですが、これはふくさの中央に香典袋を載せるための木製の台が付いているものです。
ふくさを包む時、慶弔によって包み方が違うので注意が必要です。
弔事用としての包み方は、ふくさを菱形に広げ、香典袋を中央に表向きに置いてふくさの右の角、下の角、上の角の順に折ります。
最後に左の角をかぶせ、端を裏へ回します。
台付きふくさの場合は、最初ふくさを菱形に広げた時、留め具である「爪」が左の角にくるように置いてからたたみ始めます。
台は裏表で慶弔に使い分けられるようになっていますが、赤い面の方が慶事用です。
ふくさの色も様々ですが、弔事用には青、緑、灰、紫など地味な色のものを選びましょう。
紫色は慶事用にも使えます。
お香典を受付で差し出す際は、ふくさを開いたとき受付の人が読める向きで手渡します。
その時は「このたびは御愁傷様です」など、お悔やみを申し添えましょう。
受付が設けられていない時は、香典袋の表書きを手前にして祭壇にお供えします。
お香典をふくさに包んだままお渡しするのは、ふくさを返す=不幸を繰り返すとされていますので注意しましょう。
| トラックバック(0) |
カテゴリ: 香典袋の選び方や種類解説
はてなに追加
MyYahoo!に追加
livedoorClipに追加
Googleに追加


