香典のお札の入れ方、包み方
日本人は様式美が好きだといいます。
所作の細かい所まで意味付けをして、決められた通りに事を運ぶ事に喜びを感じるというわけです。
お茶一つ立てるのにも茶碗の持ち方、回し方まで微に入り細を穿ち、そこに何かの精神性を見いだそうとします。
またそれを受け入れてきたのは、茶道にしても華道にしても数百年続いている事を見れば明らかな事です。
香典袋にお金を入れるというそれだけの事でも一つ一つの動作に意味があり、知れば知るほど奥の深さに感心してしまいます。
香典袋は水引のかかった外袋とお金を入れる中袋とに分けますが、その時外袋の水引はほどかずにそのままにしておきます。
中袋を広げて中央にお金を置きます。
死後の世界はこの世とは逆に出来ていると考えられている事から、不祝儀のお金は裏返して入れると言われていましたが、今はあまり気にしなくなっているようです。
中袋をたたんでお札を包みますが、「封」と書いてあればのり付けします。
次に中袋を外袋に入れるのですが、外包みを裏返して水引はほどかずそのまま下側の折り返しを抜き、そこから中袋を入れていきます。
下側の折り返しを元に戻すのですが、上側の折り返しの下に潜り込むようにします。
決まりであるところの「祝儀は上向き、不祝儀は下向き」になるわけです。
香典に使うお札は新札を用います。
かつては新札は葬儀の準備をしていたようで失礼だという解釈でしたが、今は簡単に手に入る時代ですから問題は無いでしょう。
それに水引は「中身は清浄なもの」という事を表すものですから、受け取る側の気持ちも考えれば、新札を使うのがよいと思います。
気になるようであれば、折り目を少しつけておきましょう。
カテゴリ: 香典袋の選び方や種類解説
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